この記事を書いた人

- 現役で子なしのDINKs夫婦(歴5年)
- フリーの婚活カウンセラー(歴7年)
- 元大手結婚相談所の管理職(3年間)
- 累計100名以上のDINKs希望の対応
- 私自身もマッチングアプリで結婚
- 夫と2匹の犬でのんびり暮らしてます
結論、DINKsは勝ち組ではありません。(負け組でもありません)
「羨ましい」「最強」と言われますが、それは良い部分ばかりが注目されているから。子なし夫婦には、メリットと同じくらいデメリットもあります。
そのためDINKsを選択するか悩んでいる方は、安易に「勝ち組だから」と選ばないよう注意してください。じっくり考えないと、いつか後悔する日がくるかもしれません。
今回は、DINKs歴5年の私が『DINKsが勝ち組と言われる理由&言い切れない理由』を紹介します。現役の子なし夫婦の目線で語るので、後悔がないよう比較検討してください。
DINKs歴5年のYUKIのおすすめアプリ | ||
---|---|---|
![]() | ![]() ペアーズ | |
・DINKs希望限定のマッチングアプリ ・DINKsに対する価値観で会う人を選べる | ・DINKs希望のコミュニティがある ・「子供が欲しいか」で相手を探せる | |
無料DL | 無料DL 無料DL |
DINKsが勝ち組と言われる理由5つ

DINKsが勝ち組と言われる理由はおもに5つあります。
子なし夫婦ならではのメリットなので、参考にしてみてください。
金銭・時間的な余裕ができる
DINKsの最大の魅力は、金銭・時間的な余裕ができることです。
一般的に、子育ては2,000万円〜3,000万円かかると言われています。必要な労力も大きく、夫婦ともに朝から晩まで子どものために時間を費やさなくてはなりません。
その点、DINKsは子どもにかける金銭・時間をすべて自分たちに費やせます。
浮いたお金&時間で、旅行に行ったり高価な車や家を買ったり。年収1,000万円を超えるような「パワーカップル」にならなくても、理想の生活を送りやすいでしょう。

私たちの世帯年収は約800万円ですが、お金の心配とは無縁です!
理想のキャリアを描きやすい
DINKsの生き方は、夫婦それぞれが理想のキャリアを描きやすいです。
最近では、男女どちらも産休・育休を取れる会社が増えています。とはいえ数年間も現場を離れるブランクは大きく、出世ルートから外されてしまう可能性は高いです。
フリーランスの働き方が注目を集めているのもポイント。しかし収入面の不安定さから、子どもがいると独立にチャレンジできない方も多いでしょう。
その点、子どものいないDINKs夫婦は仕事だけに集中できます。



私は、フリーで結婚相談所を運営しています。元々は大手相談所の管理職でしたが、DINKsじゃなければ独立できませんでしたね…。
大切なパートナーと過ごせる
DINKs夫婦は、大切なパートナーとの時間を過ごしやすいです。
先述のとおり、子育ては金銭・時間的な負担が大きいもの。24時間すべてが子ども中心で、パートナーとの関係が単なる「協力者」になる夫婦も少なくありません。
しかし子どものいないDINKs夫婦なら、仕事以外の時間はふたりのもの。一緒に映画を見たり休日に出かけたりと、充実した夫婦ライフを過ごせるでしょう。
パートナーと男女でいられる
DINKsは、パートナーとずっと男女関係でいられるのも大きな魅力です。
子育ての協力者になると、パートナーを「男として・女として見れない」という夫婦は多いもの。良くも悪くも、生活からトキメキは失われやすくなります。
中には子育てが原因で、夫婦仲が悪くなるケースも。日常的に険悪なムードになっては、もはや男・女なんて縁のない関係性になってしまうかもしれません。
DINKs夫婦を「カップル」とするなら、子なしのほうが関係を維持しやすいでしょう。
ライフプランが立てやすくなる
DINKsは、将来的なライフプランを立てやすいです。
子どもがいると、何かと「急な出費」が多いもの。計画どおりにモノゴトが進まないため、常に余裕をもって節約生活などを心がけなくてはなりません。
その点、子どものいないDINKs夫婦は自分とパートナーのことだけを考えればOK。ライフプランを簡単に立てられて、理想の人生を叶えやすくなります。
DINKsが勝ち組と言い切れない理由5つ


続いて、DINKsが勝ち組と言い切れない理由を紹介します。
悪い部分まで把握したうえで、DINKs夫婦を目指すか検討してくださいね。
理解されないことがある
DINKsは少数派なので、周囲から理解されないケースがあります。
中には「結婚したら子どもを産むのがあたりまえ」「子育ては少子化社会で果たすべき義務」みたいな考え方をする方も。心ない声をかけられるかもしれません。
最近では多様性が認められつつあり、ある程度はDINKsを理解してくれる方もいます。とはいえ全員ではないため、割り切った付き合いをする必要があるでしょう。
老後が寂しいかもしれない
DINKsを選択すると、老後の生活が寂しいものになるかもしれません。
計画的に人間関係を広めないと、老後に話せるのはパートナーだけになります。相手に先立たれた場合は、誰とも会話をせずに余生を過ごす可能性も。
中には「人と関わりたくないから大丈夫」という方もいるでしょう。しかし急に誰かと関係を築きたくなったとき、周りに誰もいないのはDINKs夫婦の不安要素です。
子どもの有無にかかわらず、人とのつながりは大切にしてくださいね。
離婚がスムーズに進みやすい
DINKs夫婦は、良くも悪くも離婚がスムーズに進みやすいです。
子どもがいると、ささいなトラブルは夫婦ともに許容するもの。育児や養育費などの問題があり、気軽に離婚できるわけではないからです。
その点、子どものいないDINKs夫婦は書類一枚で離婚手続きが成立します。気軽な関係とも言えますが、生涯を過ごすパートナーとしては安心感に欠けるでしょう。
大きなライフイベントがない
DINKs夫婦には、子育て中にある大きなライフイベントがほとんどありません。
出産に始まり、入学式・運動会・授業参観・卒業式・成人式・結婚式…など。子育てをしないと体験できないライフイベントは数多くあります。
しかし子どものいないDINKs夫婦は、毎年似たような生活を送りがち。パートナーと意識的にイベントを作らないと、生活に抑揚がなくマンネリ化するかもしれません。
急に子どもが欲しくなる可能性
DINKsを検討している方にとって、1番怖いのが「急に子どもが欲しくなること」です。
いまは仕事・趣味で忙しく、子どもを欲しいとは思わないかもしれません。しかし将来的に周りの子持ち夫婦を見て、「羨ましい」と感じる可能性は否めないでしょう。
心変わりしたのが若ければ、パートナーと話し合って子どもをつくる選択肢もあります。とはいえ年齢的に、子どもを作れないかもしれません。
未来は誰にもわからないものですが、DINKsを選ぶのは一種のギャンブルともいえます。



じっくりとパートナーと話し合うことが大切です。
\DINKsのリアルな声をお届け/


Twitterの「DINKsは勝ち組」の声まとめ


Twitterで「DINKsは勝ち組」と話している方のコメントを集めてみました。
経済的に、世代間格差絶大の日本での圧倒的勝ち組は高齢者だし、資産がない現役世代の社会保障制度上の勝ち組は、独身DINKS。
— よむよむ (@Yomuyomupoo) October 31, 2022
こんな国で、子どもが増える訳ないじゃん。日本政府が子ども支援と称してやってることは、少子貧困化政策。
1番の勝ち組は、2人とも正社員世帯年収1000万超えのDINKsよ。本当に勝ち組。こういう人たちにたくさんお金落として経済回してもらいたい。
— MOW(モウ) (@kimmdisk_kb) April 22, 2022
アラフォーくらいでトレランしてる夫婦の勝ち組DINKS感すごい
— hatsu🕊️ (@hatsu64795589) February 23, 2023
子供の将来のこと考えれば考えるほど、先のことが見通せない不安にさいなまれる
— かずぽんdeりんぐ@左魔眼ON THE PEGS with ゆるトラマン (@trialendurancer) June 1, 2021
日本で子持ちは完全に負け組だろ
DINKsが勝ち組
本当にさ、結婚&出産を経験したからこそ言うけど、結婚&出産=勝ち組・幸せ・成功じゃないから💨
— めぐ@🍌🐟️👬🗽🍀🌱雑食おばけ (@meg1228tora) March 11, 2019
独身もDINKSも、幸せの形はそれぞれちょっと違うかもしれないけど、それぞれ楽しいから!
人の意見なんて気にするなぁ😤💢
それと子供を産む限界はたしかにあるけど、結婚はいつだっていいんだよ!?
全体的に日本の制度・経済的な問題から「DINKsは勝ち組」と考えている方が多かったです。
たしかに収入が変わらないにもかかわらず、物価が高騰し続ける日本で子どもをつくるのは不安なもの。充実した人生を送るために、DINKs希望者が増えるのもわかりますよね。



「そもそも子どもを欲しいと感じない」という方も多かったです。
一方で、先述のとおりDINKs夫婦には老後の寂しさやライフイベントの少なさといったデメリットもあります。結局は価値観しだいですが、後悔のない選択をしてください。
私がDINKSで良かったこと・後悔したこと


続いて、私自身がDINKsで良かったこと・後悔したことを紹介します。
DINKsで良かったこと
私がDINKsで良かったことは下記のとおりです。
- 自由な時間が増えた
- 経済的に余裕ができた
- 仕事に本気で取り組めた
- ノマドワーカーになれた
- 人生設計が明確になった
- パートナーとずっと仲良し
- 自分の人生に全力になれた
1番大きかったのは、仕事に本気で取り組めたことです。
仕事人間の私にとって、子育てが理由で仕事をできないのは耐えられないものでした。実績を残してフリーランス独立できたのも、DINKsの道を選んだからこそです。



1年間ですが、世界旅行をしながらノマド生活もできました!
自分の人生に全力になれて、本当にDINKS夫婦で良かったなと。
DINKsで後悔したこと
総合的にはプラスですが、DINKsで後悔したこともあります。
- 親に孫の顔を見せられない
- たまに心ない声をかけられる
- 老後に漠然とした不安がある
- たまに子どもが可愛いと感じる
- 「子どもがいたら?」と考える
- 子育て中の既婚者と話が合わない
- ネットで「DINKs叩き」を見かける
もっとも抵抗があったのは、親に孫の顔を見せられないことです。「自分の人生だから」と言ってもらえましたが、やはり期待を裏切ってしまった罪悪感はあります。
世間のDINKsに対する風当たりの強さを実感することも。知人に「子どもは作らないの?」と言われたり、ネットで「DINKs叩き」を見かけると嫌な気持ちになっていました。



DINKsを選んだことに、葛藤がないといえば嘘になります。
とはいえ良いこともあるので、最後に笑える人生にしたいですね。
DINKsの勝ち組説に関するよくある質問


最後に、DINKsの「勝ち組説」に関するよくある質問に回答します。
他に質問のある方は、ページ最下部のコメント欄から問い合わせてください。
- DINKsは綺麗でいられる?
-
女性目線の回答になりますが、DINKsは綺麗を保ちやすい生き方です。
理由は、子育てのストレスがないから。精神的・身体的な消耗や生活習慣の乱れがないため、綺麗でいるための最高のコンディションを整えられます。
美容やファッションにお金・時間をかけて、好きな自分でいられるのも魅力でしょう。
- DINKsの人口は増えてる?
-
はい。DINKsの人口は、少しずつ増えていると予想されています。
国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」 によると、子どもが「0人」と回答した夫婦は2002年から2021年で「約2倍」に増加しています。
夫婦の出生子ども数の分布 少数派とはいえ、子どものいないDINKs夫婦を選択する方は増えていることがわかります。
同調査では、「一生結婚するつもりはない」の回答者も2002年から2021年で「約2倍」に。子どもの有無どころか、結婚の概念すら見直されつつある時代です。
「一生結婚するつもりはない」と回答した未婚者 最近は事実婚・内縁関係など、新しいパートナーとの付き合い方も増えています。
- DINKsはムカつく?ずるい?
-
子育てのないDINKsに対して、「ムカつく」と批判コメントがあるのは事実です。
既婚男女100名に調査したところ、1番多かったのは「少子化に拍車をかけている」という声。国全体を考えると、DINKsが増えるのはマイナスかもしれません。
DINKsが「ムカつく」と感じる理由 他には、DINKsに対して「ずるい」というコメントも。こちらは批判というより、金銭・時間やキャリアの自由に向けた「嫉妬」の意味合いが強いようです。
まとめ:DINKsが勝ち組かは価値観しだい


今回は、DINKsが勝ち組と言われる理由・言い切れない理由を解説しました。
子どものいないDINKs夫婦には、メリット・デメリットがあります。お金・時間・キャリアなど「人生の自由度」は高まりますが、老後や離婚のしやすさに不安があるのが実態です。
最終的にはあなたの価値観しだいなので、ぜひ後悔のない選択をしてくださいね。
\DINKsのリアルな声をお届け/


あなたのDinks経験談を教えてくれませんか?