この記事を書いた人
- 現役で子なしのDINKs夫婦(歴5年)
- フリーの婚活カウンセラー(歴7年)
- 元大手結婚相談所の管理職(3年間)
- 累計100名以上のDINKs希望の対応
- 私自身もマッチングアプリで結婚
- 夫と2匹の犬でのんびり暮らしてます
近年、子どもを持たない「DINKs(ディンクス)」という生き方をする方が増えています。私も結婚して5年経ちますが、DINKsとして夫婦生活を楽しんでいます。
以前に比べて浸透してきたとはいえ、DINKsはまだまだマイノリティな生き方です。そのため中には、「DINKsの生活ってどうなの?」と疑問のある方も多いでしょう。
そこで今回は、DINKs歴5年の私が『DINKsで良かったこと』を紹介します。逆に後悔したこともまとめたので、最後まで読めばDINKsの生き方のイメージができますよ。
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DINKs(ディンクス)とは?
DINKs(Double Income No Kids)とは、自らの意思で子どもを持たない共働き夫婦のこと。
言葉自体は1980年代から存在していましたが、日本で浸透してきたのは直近の数年のできごと。「結婚したら子どもを持つのが当たり前」なんて価値観が一般的だったからです。
しかし最近では、夫婦共働きが当たり前の時代になりました。子どもに対する価値観も多様性が認められつつあり、今ではDINKsの生き方は決して珍しいものではありません。
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DINKsの人口は増えている
DINKsを選択する方が増えているのは、公的なデータからも明らかになっています。
国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」によると、子どもが「0人(持たない)」と回答した夫婦は2002年〜2021年で「約2倍」に増加しました。
さらに同調査では、「一生結婚するつもりはない」と回答した方も2002年〜2021年で「約2倍」に。DINKsを含め、子どもを持たない生き方が広まっていることがわかります。
最近は、事実婚や内縁などパートナーとの関係性もさまざまです。
「DINKsを選びたいけど、少数派になるのが怖い」と気にする必要はありません。今後もDINKsは増えると予想されるため、自分が1番幸せになれる生き方を選びましょう。
私がDINKsで良かったこと7選!
それでは、私がDINKsで良かったことを紹介します。
DINKsを目指すか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
自由な時間が増えた
個人的に1番嬉しかったのは、自由な時間が増えたことです。
DINKs夫婦には、子育てに費やす時間がありません。仕事を除けば自由に時間をコントロールできるため、パートナーと旅行に行ったり趣味に集中したりしやすくなります。
人生は、限られた時間を少しずつ消費するもの。大部分を「子育て」に費やす生き方も素晴らしいですが、個人的には自分の本当にやりたいことをできるのが幸せでした。
経済的に余裕ができた
同棲経験のある方はわかるかもしれませんが、DINKsを選択すると経済的な余裕ができます。家賃や生活費、家電製品などを共有しつつ、ふたり分の給料が入ってくるからです。
子どもを持った場合、経済的にゆとりのある生活をできる方はごく一部。2,000万円〜3,000万円の出費があると言われているため、日常的に節約・節制をしなくてはなりません。
経済的な余裕ができると、浮いたお金を趣味や旅行、貯蓄などに回せます。生活が苦しくなることもなく、お金の心配なしで暮らせるのは大きなメリットです。
仕事に本気で取り組めた
DINKsを選んだおかげで、仕事に本気で取り組めるようになりました。
私はフリーの婚活カウンセラーをしていますが、昼夜問わずにさまざまなご相談をいただきます。仕事は楽しいですが、子育てと両立できるほどの時間的な余裕はありません。
また会社員の場合、子どもを持つと産休・育休などの休みを取るのが一般的。最近は職場に戻りやすい環境づくりが進んでいるとはいえ、キャリア的には大ダメージになります。
子育てが中心になると、父母どちらかのキャリアは狭まります。
逆に、身体的・精神的な問題で「仕事を辞めたい」と思ったときも同様です。生活コストが安く貯蓄も十分にできているため、気軽に仕事を辞められるのもメリットでしょう。
ノマドワーカーになれた
個人的に良かったことですが、ノマドワーカーになれたのは幸せでした。
ノマドワーカーとは、自宅やオフィスなど決まった場所ではなく自由に移動しながら仕事をする人のこと。私の場合は、1年かけて世界一周をしながら働いていました。
日本ではできない経験もできて最高でした!
子どもを持った場合、基本的に夫婦のどちらかは子どもの側にいなくてはなりません。ノマド生活も不可能ではありませんが、DINKsよりはるかに厳しい視線が世間から向けられます。
ノマドワークをしないにしろ、自由な働き方をしやすいのもDINKsの魅力です。
人生設計が明確になった
DINKsの生き方を選んで、将来の人生設計が明確になりました。
子どもを持つ場合、急なトラブルや出費があります。十分に貯蓄をしながら生活できたとしても、「もしものとき」を考えると無駄遣いや奮発はできません。
その点、DINKsはパートナーと生活するための貯蓄があればOK。「残りの人生目安(月)×生活費(月)=〇〇円(必要な貯蓄)」みたいな簡単な計算式で求められます。
ある程度はゆとりも必要ですが、子あり夫婦と比べてプランを練りやすいでしょう。
お金だけでなく「〇歳で〇〇する」みたいな夢も叶えやすいです。
パートナーとずっと仲良し
子どものいないDINKs夫婦は、パートナーと良好な関係を続けやすい生き方です。
子どもが生まれると、良くも悪くも子育て中心の生活になるもの。家事・育児や教育方針をめぐって夫婦が衝突することも多く、いつしか男女関係は失われてしまいます。
中には関係性が悪化して、仮面夫婦のようになる方々も…
その点、DINKsは互いを人として、男女として尊重しやすいです。「パートナー」「カップル」など関係性は人それぞれですが、ずっと仲良しでいられるのは大きなメリットでしょう。
自分の人生に全力になれた
総合的に考えて、DINKsは「自分の人生に全力になれる生き方」と私は考えています。
たしかに子どもを持って、子育てをする生活は素晴らしいもの。笑顔あふれる家族ができれば、DINKs夫婦には実現できない幸せを叶えられるかもしれません。
しかし私は、DINKsの生き方を選んで本当に良かったです。おかげで経済的・時間的にゆとりを持ちながら、仕事・趣味など毎日充実した生活を送れています。
DINKsは批判されがちですが、紹介したメリットに魅力を感じる方にはおすすめですよ。
以上、私がDINKsで良かったことでした!
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逆に、DINKsで後悔したこともある
ここまでDINKsで良かったことを紹介してきましたが、ぶっちゃけ後悔したこともあります。
具体的には、下記のような場面です。
- 親に孫の顔を見せられない
- たまに心ない声をかけられる
- 老後に漠然とした不安がある
- たまに子どもが可愛いと感じる
- 「子どもがいたら?」と考える
- 子育て中の既婚者と話が合わない
- ネットで「DINKs叩き」を見かける
1番後悔しそうになったのは、親に孫の顔を見せられないことを実感したとき。「自分の人生だから」と言ってもらえましたが、老後の楽しみを奪った罪悪感がありました。
また多様性が認められつつあるとはいえ、DINKs夫婦はまだまだ少数派です。中には「結婚したら子どもを持つのが当たり前」と心ない言葉を浴びせてくる人もいます。
しっかりと「自分」を持たないと耐えられないかもしれません。
私がDINKsで後悔したことについて、さらに詳しくは下記記事をご覧ください。
DINKsで良かったことのよくある質問
最後に、DINKsの良かったことに関するよくある質問に回答します。
他に質問のある方は、ページ最下部のコメント欄から問い合わせてください。
- DINKsの共働き夫婦は最強?
-
中には、DINKsを「最強」「勝ち組」と評価する方もいます。
おもな理由は下記のとおりです。
- 金銭・時間的な余裕ができる
- 理想のキャリアを描きやすい
- 大切なパートナーと過ごせる
- パートナーと男女でいられる
- ライフプランが立てやすくなる
YUKI私が紹介した「良かったこと」とほとんど同じですね。
さらに詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
- DINKsは「むかつく」の理由は?
-
当サイトで調査したところ、DINKsが「むかつく」という方は一定数いました。
1番多かったのは「少子化に拍車をかけている」というコメントです。(53.4%)
DINKsが「ムカつく」と感じる理由 YUKI中には嫉妬のようなクレームもありますね…笑
とはいえ国の未来を考えている方からすると、DINKsが懸念材料になることは事実。私はDINKsを応援していますが、今後も議題になるテーマかもしれません。
まとめ:DINKsの人生を選んで良かった!
今回は、DINKs歴5年の私が『DINKsで良かったこと』を紹介しました。
総合的に考えると、私はDINKsの人生を選んで本当に良かったです。経済的・時間的な自由を手にできて、自分の叶えたいキャリアを実現できるようになりました。
中には「社会的な視線が気になる」という方もいるかもしれません。
しかし最終的には、人間はひとりひとり独立した存在です。外野の意見を気にして幸せになれないのはもったいないので、ぜひ自分の価値観を大切にしてくださいね。
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