この記事を書いた人
- 現役で子なしのDINKs夫婦(歴5年)
- フリーの婚活カウンセラー(歴7年)
- 元大手結婚相談所の管理職(3年間)
- 累計100名以上のDINKs希望の対応
- 私自身もマッチングアプリで結婚
- 夫と2匹の犬でのんびり暮らしてます
DINKs(=子なし夫婦)を選んだ夫婦に取材をする「わたしのDINKs体験談」
第二回の取材は、精神的・金銭的な不安からDINKsを選んだ30代のまりこさんにインタビューをさせていただきました。
- 婚活パーティで結婚するための心構えとは?
- DINKsで良かったことは?
- DINKsで後悔したことは?
そんなことを根掘り葉掘り聞いてきました。
この記事を読んでいただくことで、DINKsを選ぶ背中を押すきっかけになれば幸いです。
まりこさん | ケンさん |
年収:500万円 備考:初婚 | 年齢:34歳年収:1500万円 備考:初婚 | 年齢:34歳
まりこさん:
初めまして。本日はよろしくお願いします。
27歳でDINKsとして結婚しました。
パートナーの名前は「ケン」。
ホワイトキーという婚活パーティで出会いました。
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精神的・金銭的な不安、そして幼少期の辛い経験からDINKsを選んだ
どうしてDINKsを選んだのでしょうか?
まりこさん:
精神的・金銭的な不安から、子どもを希望しませんでした。
また、幼少期に両親から虐待を受けた経験から、その年齢の子どもを見るとフラッシュバックがあることも理由です。妊娠や出産を経験したい気持ちはありましたが、子育てに不安があったのです。
ただ、金銭的に余裕があれば、シッターさんを雇ったり、精神的・肉体的な負担を軽減できると考えました。しかし、大富豪と結婚しない限り、なかなかそんな余裕はないと思います。
子どもを大学まで出すのに、かなり高額な費用がかかります。
頑張って子どもを育てても、自分たちの金銭的なことで子どもに負担をかけてしまうのも嫌だと思いました。
自分たちの都合で産んだ子どもに対して、嫌な思いをさせてしまうのも何だかモヤっとしてしまいます。
婚活パーティでは「女性は子供を産みたい」と思う男性の多さに驚き…
DINKs希望での婚活はスムーズに進みましたか?
まりこさん:
スムーズにパートナーを見つけることは、できませんでした。2年ほど婚活を続けました。
婚活をしていたとき、20代半ばということもあり、同世代ではほとんどパートナーが見つかりませんでした。
年齢的にも、男性側は子どもを望んでいる人がほとんどという印象でした。こちらの希望を聞かずとも、「子ども欲しいですよね」「子どもは何人欲しいですか?」みたいなことを言われました。
「女性=子どもを産みたいと思っている」という、固定概念を持った人がほとんどでした。
自分の考えを相手に押し付けるような人が多いと感じ、驚きました。
婚活パーティーで出会った人たちは、自分と考え方が乖離していると思いました。
少し考え方が違う場合はすり合わせもできますが、基本的には相手の考え方を変えることは無理だと実感しました。
婚活パーティはタイパが良かった
婚活パーティーで婚活をしてよかったことを教えてください。
まりこさん:
婚活パーティは、ホワイトキーを利用していました。婚活パーティーに参加したことで、まず実際に会って話ができたことが良かったと思いました。
アプリや相談所よりも、タイムパフォーマンスが良くて手っ取り早く相手を知ることができたことが良かったです。
また、普段生活圏内ではなかなか出会わない、さまざまなタイプの人と話をすることができたことで、色々な世界を見ることができました。
相談所だとかなり金銭的負担がありますが、婚活パーティーは女性は少額もしくは無料なので、気軽に何回も参加することができました。
毎回、婚活パーティーに対して大きな期待があり、良い人が見つからないと落胆するということを繰り返してしまいました。
期待して落胆するを繰り返すことで、精神的に負担があったことが反省点です。
今思うと、もっと気楽に活動すれば良いと思いました。
最終的な決め手を教えてください。
私のことを一筋に一番に考えてくれて、誰と比較することもなく、明らかに私にしか興味がないところが決め手でした。
沢山の人と出会いましたが、婚活パーティーでは変わった男性が多かったと思います。私も良い相手を見つけよう、ハイスペックな男性を見つけようと、自分を偽っていた部分があります。
ありのままの自分をさらけ出すというよりも、相手の希望に合わせて自分を飾るということをしてしまっていました。しかし、パートナーには自分を偽ることなく、ありのままの自分、弱いところ悪いところもさらけ出すことができました。
また、婚活の中で諦めたことは、結婚相手の条件です。
大手企業、高年収、顔は普通。そんな条件を諦めることにしました。
婚活パーティで理想の相手と出会うためのの心構え
・期待しすぎず気楽に活動する
・自分を偽らずにありのままの自分を出す
・条件を高くしすぎない
考えをそのまま受け入れてくれるパートナーに感謝
パートナーはDINKs希望をすぐに受け入れてくれましたか?
パートナーは初めは子どもを希望していましたが、私が子どもを希望していないことを伝えると、私の考えを受け入れてくれました。
ただ、「子どもなしで良いよ」ということではなく、「将来どうなるかは分からない」「今決める必要はない」「自分の身体のことだから、まりこさんが決めて良い」と言われました。
人生に絶対はないですし、子どもを希望していない私に対しても含みを持ってくれたのが、反対に嬉しかったです。私の考えをそのまま受け入れてくれることが嬉しかったです。
現在では仕事が忙しくて余裕がないこともあり、子どもが欲しいなどの話は出ません。
ハッキリと聞く機会はありませんが、子どもが欲しいとは考えていなさそうな雰囲気です。
子どもがいないので、自分たちの生活中心で生きれる
DINKsを選んだよかったことはなんですか?
まりこさん:
子どもがいないので、自分たちの生活中心で生きていけることが良かったです。子どもがいれば、子ども同士の人間関係、その親たちとの付き合いがあります。子ども同士が仲が良いから、仕方なく付き合うこともあると聞きます。
そんな面倒な人間関係がなくて、面倒ごとがないのは良いところだと思います。
多少の贅沢もできるので、ありがたいです。
たまに外食したり、好きなものを買ったりもできます。自宅は生活感を消すことができ、スタイリッシュな家づくりをすることができています。
また、気兼ねなく転勤することができるも、良いことです。
私のパートナーは転勤が多く、今までも数十回引越しをしてきました。
色々な土地に住むことができるのが嬉しいです。
子どもがおり、学校に通って入れば、気軽に引越しはできないでしょう。
選ばなかった道に対して後悔することは当たり前
DINKsを選んで後悔したことはありますか?
子どもと産み育てる喜びを知ることなく、一生を終えることについて後悔しています。
ですが、選ばなかった道に対して後悔することは当たり前なので、仕方のないことです。
しかし、自分とパートナーの遺伝子が組み合わさったら、どのような顔になるのか、どのような人間になるのかと想像することは多いです。
私とパートナーがかなり対極にいる人間で、子ども時代の話を聞くと驚きます。私は大人しくていわゆるお利口さんな子どもでしたが、パートナーはヤンチャな子どもだったそうです。
そんな私たちの子どもはどんな感じになるのか、想像することがあります。
また、将来困ったときなど、子どもの助けを受けることができないことも現実として受け入れなければならないと感じます。
今度、海外旅行に沢山行きたいと考えています。子どもがいると、国内旅行も大変で、海外旅行なんて考えることもできないでしょう。子どもがいないことで、自分たちが好きなことができると思います。
私たちはコロナ禍で結婚しており、新婚旅行はまだ行けていません。
現在は仕事で忙しく、なかなか長期休暇を取ることも難しいです。
今後仕事が落ち着いたり余裕ができたら、いつでも自分たちが好きな時に、新婚旅行を含めた海外旅行に行けたら良いと思っています。
そして、将来私たちが亡くなったときのために、葬儀やお墓についても考えています。
樹木葬や何か自然に帰る形を希望しており、元気に生きているうちに決定し、私たちより若い親族に託そうと考えています。
まとめ
今回は、精神的・金銭的な不安、そして幼少期の辛い経験からDINKsを選んだ30代のまりこさんにインタビューをさせていただきました。
DINKsを選ぶ理由は人の数だけあります。大事なのはその人がどう生きたいかです。まりこさんのように2年ほど時間をかけて、今の理解のあるパートナーに出会えた例もあります。
婚活パーティはタイパよく多くの方に会うことができます。ですが、焦りは禁物。DINKs希望だからこそ、ゆっくり時間をかけて理解のあるパートナーに出会えることが大切ですね。
今回は以上です。
あなたのDinks経験談を教えてくれませんか?